コーヒーの抽出方法いろいろ

まずはコーヒーメーカーは使わず手作りのコーヒーにこだわってみましょう。コーヒーメーカーは最近はいいのもありますが、お湯の注ぎ方がペーパーやネルで淹れるのとは全く違います。少量のお湯を少しずつ粉に注ぎます。そのため粉が湯につかる時間が長くなりますね。コーヒーメーカーを使う時はたくさんのコーヒーを一度に作る必要がある時や、どうでもいい豆でとりあえずのコーヒーを飲む時など仕方ない時のみに・・・。コーヒーメーカーさん、sorry!
たかが一杯のコーヒーを淹れるだけですが、料理や何かと一緒で作りながら香や色を確認しながらおいしいものができていくのではないでしょうか?コーヒーメーカーに任せちゃうと機械の中で何が起こっているのか確認不可ですよね。不安なだけでなく、つまらないでしょ?、コーヒー好きとしては。丁寧に淹れてあげればおいしいコーヒーになってくれるはず。

抽出方法 その特徴 適した挽き方

ペーパードリップ

一番手軽だが抽出者により味や香りに差がでやすいのも事実。ネルに比べて豆の油分を多少多く吸い取ってしまうわずかな欠点はあるが、総合的にみて家庭で飲む方法としてはベスト。

中挽き

ネルドリップ

コーヒーがまろやか・なめらかに仕上がる。手入れが面倒だがファンは多い。
雑味を取り除いてくれる一方、油分は残る優れもの。

中粗挽き

サイフォン

ペーパーに比べると物足りない味に仕上がりがち。抽出者による味や香りの差がでにくい。ガラスの扱いが面倒。

中粗挽き

水出し

この中で一番なめらかな仕上がりになる。浅・中煎り豆だと酸味が強く出るので向いていない。

中細挽き

アメリカ人とコーヒー

ちょっとここで周りにいる身近な人たちを観察してみましょう。アメリカ人はコーヒーを平均一日3杯飲むといわれています。でも、でもですよ、 このひとたちはなぜか鮮度にあまり執着しないようです。何でももええわ的な考えがあるのか、それともそれも考えもしてないのか定かではありませんが・・・。アメリカという新鮮な豆が日本に比べてはるかに手に入りやすい、という好環境にありながら、安くでドでかい缶に入った粉コーヒーを買ってますね~、みなさん。少なくとも私の周りには豆を挽いて飲んでいるアメリカンはいません。一杯ごとに豆挽いてる、なんて言おうもんなら、"snob"と言われます。カッコつけて!みたいな感じです。前にコーヒーはワインと同類、と申しましたが、両者の大きな違いは、ワインと違って20年もののおいしいコーヒーは存在しない、ということでございます。

アメリカではブラック派よりミルクやお砂糖をたんまり入れて飲む方が多いです。この人達はコーヒーではなくてきっとコーヒー味が好きなんだわ、と思わざるを得ません。素敵なフレンチレストランに行っても最後に出てくるコーヒーでがっかりすることも多々あります。
アメリカに住んでいると一杯淹れのコーヒーを出してくれるところにめぐり合うことは非常にまれです。逆にアメリカ人を日本のそういったコーヒー屋さんに連れて行くといたく感動されることがあります。おいしいコーヒーにこだわる人はいるにはいるし、ちゃんとフィルターも売っているのにね。ニューヨークに行った時、一杯淹れのコーヒーを出してくれるところに偶然出くわしました。古びた感じだけどおしゃれな雰囲気のジャズバーでした。よ~く見たら作っている人は日本人の青年でしたね。周りにいたアメリカ人が興味深深でした。なんでそうする必要があるのか?なんて質問も。何でって・・・って思いましたけど。そんな状況なので今のところお気に入りのカフェはアメリカにはほとんどありません。ま、いいかここでも、程度止まりか、おしいな~この店・・という感じのところは何件かありますけどね。なのである意味探し甲斐と将来への期待がありますね!

・・・アメリカ人とコーヒーのお話はブログで時々お楽しみいただけます。